仏事全般(法事・供養等)Q&A

Q:供養とは何ですか?

捧げる、供えるということで、見返りを求めては、供養ではありません。ただひたすら、仏様、故人に対してまごころをもって捧げ、供えをしたいものです。
我々人間は、他人さまに物を上げたり、言葉をかけたりするとき、十分まごころも、こもっているつもりですが、やはり何か報いを求めがちです。
こちらがこうしたら、あちらはああしてくれるのでは、と思う心、その心をおさえて、ただひたすらにお供えするのが本当の供養ではないでしょうか。

Q:法事とはどういう意味ですか。

今、こうして自分が生まれているということは、亡き人、つまりご先祖があってのことです。自分をこれまでに育ててくれた父母や、祖父母に対して、感謝の気持ちを表し、感謝の誠をささげ、亡き人を偲ぶという行いが法事です。
法事には、七日忌・満中陰・百カ日(卒哭忌)・年忌・祥月命日・月忌などがありますが、年忌法要には、1周忌(1年目の祥月命日)以下二年目を3回忌、六年目を7回忌、12年目を13回忌、16年目を17回忌、22年目を23回忌、26年目を27回忌、32年目を33回忌と、3と7の付く年に行われます。3と7の年に行うのは、3とか7とかいう数が、その数でしか割り切れない、いわゆる「素数」として、昔から重んぜられた為で、そういう稀有なときに行うことに意味があります。
法事は亡くなった人に対して、つとめてあげるものではなく、生きている私たちが、つとめさせていただくものであります。
また、古い年忌を行うことは、それだけ、一家が継続して繁栄してきているという証拠であり、遠く祖先追慕の思いを新たにして、子々孫々集まって、感謝の誠を表せることは、実にすばらしい事ではないでしょうか。

Q:初七日忌から49日忌の法事の意味を教えてください。

人が亡くなったあと、初七日、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日と七日目ごとに供養し、ちょうど亡くなってから49日目の日を、四十九日忌または、満中陰とか忌明けといって、必ず法要を営みます。 
七日・七日の供養については、人が亡くなったあと、次の生をうけるまでの間の49日間を『中有』(中陰あるいは中蘊ともいい、死んでから次の生を受けるまでの間)といい、この中有の期間に、亡き人の生前の行い(業)について、それぞれ初江王からはじまり閻魔王を代表とする十王の前に出されて、審判を受けるので、その際に、この世に残っている遺族が、亡き人の為に、お経を読誦したり、功徳をつみ、亡き人に善や福を届け、その功徳によって少しでも善い所に生まれ変わってほしいという願いから、七日目ごとに法要を営みます。

Q:法事をする時の手順と心得を教えてください。

法事はできれば、ご命日の日に行いたいですが、最近では参列していただく方々のお仕事等の都合で、日曜日に法事をされる人が多くなりました。ご命日以前の日曜日を選ぶわけですが、お寺としても、日曜日に法事が集中してきますので、あらかじめ(1ヶ月以上前に)お寺と相談をして日と時間を決めてください。
時間で多いのは、11時と13時と15時が集中します。親戚・縁者にはそれから連絡をとるようにしましょう。

法事をお寺にて行うときは必ず、参列者の人数をあらかじめお知らせしておきましょう。
法事の時には必ず時間は守りあまり早すぎるのも、お寺の準備の都合がありますので、目安として定めた時間の15分前位には全員がそろうようにしたいものです。
施主となる人は少し早く到着して、参列してくださる方をお迎えするようにしてください。
当日持参するものとして、お供えするお花・お供え物・お布施等、お寺や宗旨・宗派によっても違いますのでお寺に事前に相談してください。
わからないことは何も恥ずかしくありません、わからないままほっとくほうが恥ずかしいことです。

Q:合掌の意味は。

人は怒っていたり、腹立だしかったり、ののしったりした時に手をあわすことはできるでしょうか。両拳を合わせた姿では暴力を振るう事はできません。合掌とは仏の姿をあらわす心のサインです。
仏教では仏様を拝む時、合掌礼拝いたします。合掌の仕方は左右の手のひらと、十本の指をそろえてのばし、指と指の間も離さずぴたっと合わせます。昔から右の拳は仏様、左の拳は私たちをあらわし、合掌によって仏様と私たちが一つになるのだと言われてきました。この両手を合わせる合掌はもともとインドの礼法で、インド人は右手を清浄、左手を不浄として使い分け、両手を合体するところに人間の中にある浄と不浄を超えた真実の心が現れると信じたのでした。

私たちの日常生活の中でも合掌の心を持ち続け、お互いに尊敬しあう平和の世の中にしたいものです。  合 掌

納骨堂Q&A

Q:納骨堂とは。

納骨堂とは、お骨を収蔵・安置する施設で室内型のお墓です。
高価な墓地を購入し、墓石をたてる必要がなく、管理もしやすく安価な為、近年都市部のお墓事情により需要が増えてきています。

Q:一般のお墓と納骨堂の違いは。

◎環境 一般のお墓の場合、室外にありますが、納骨堂は室内にありますので、雨・風・季節に左右されず、お参りできます。
◎場所 一般のお墓の場合、山手が多く、彼岸・お盆・年末年始等、渋滞で交通の便が悪く時間がかかりますが、正福寺納骨堂は、市街地にあり交通の便もよく、駐車場から直接お参りもできます。
◎費用 一般のお墓の場合、永代使用権(土地代)ならびに墓石の費用等がかかりますが、納骨堂は、使用料・管理費等のみで、比較的負担が軽くお求めできます。
◎管理・維持  一般のお墓の場合、お墓の掃除等、各自で責任持ってする必要があるのに対し、納骨堂は、管理・維持等すべて寺院にて行いますので、掃除も不要で、手ぶらでお参りできます。
◎供養 一般のお墓の場合、無縁になると供養が出来なくなり、撤去される心配がありますが、納骨堂は、寺院にて責任もってご供養させていただきますので、安心です。

Q:納骨堂にて生前契約は出来ますか。

もちろんできます。将来の安心の為、生前中に申し込まれる方が大変増えてきております。

Q:永代経(永代供養)とはどういう意味ですか。

永久に代々にわたり供養する事で正福寺では毎朝合同でご供養しており、無縁になっても半永久的に使用できる権利を得ますので撤去される心配もありません。

Q:納骨後、お寺で供養してくれますか。

正福寺では毎朝本堂にて、納骨頂いた霊位に対し合同でご供養させて頂いております。
またお彼岸・お盆・年始での合同のご供養、ならびにご希望の方には個別のご供養もしております。

Q:納骨する時には、何が必要ですか。

納骨時には必ず納骨式を行いますのでお骨・火葬証明書(証明書等)・お供え・お花等をお持ち下さい。

Q:納骨堂に納骨するまでの手順を教えてください。

手順① 納骨堂にて、納骨の場所を選んでいただきます。尚、原則として先着順になります。
手順② 申込用紙に必要な事項を記入します。
手順③ 納骨壇に応じての金額と、年間管理費の5千円もしくは、永代経(永代供養料)の30万円を御志納下さい。
手順④ 納骨堂永代使用書をお渡しします。印鑑をお持ち下さい。
手順⑤ 納骨日時を決める。
手順⑥ 納骨時には必ず納骨式を厳修いたします。お骨・火葬証明書・お花・お供物等を、ご持参下さい。
手順⑦ 納骨式が終了いたしましたら、お決めいただいた納骨壇の場所に、お骨を安置いたします。

Q:田舎のお墓から納骨堂に改葬したいのですが、どのようにしたらいいですか。

手順① 現在遺骨が埋葬されている役場 で、改葬許可申請書を受け取ります。
手順② 現在遺骨を埋葬している管理者に改葬したい旨を伝え、改葬許可書を発行 してもらいます。
手順③ 役場に改葬許可申請書を提出しま す。
手順④ 役場で改葬許可書を受け取ります。手順⑤ 詳しくは現在遺骨が埋葬されている区市町村役場でご確認いただきますようお願いいたします。

お墓Q&A

Q:お墓のいわれを教えてください。

墓という字は、幕の字の巾の部分を土におきかえたもので、幕とは巾をもって覆うという意味がありますから、墓とは土で覆うという意味になります。
つまり、お墓は、お骨を土で覆い埋めるところです。日本において現在ではほとんど火葬が行われ、お墓には墓石が建てられるようになりました。
しかし墓石にまつわる迷信が数々ありますが、それらに惑わされずご先祖に対して心からの報恩感謝をささげたいものであります。

Q:現在のお墓事情について教えてください。

昨今、都市部では大変な墓地不足で墓地を確保する為に、交通の便が悪く大変不便な山岳や遠くまで足を運ばなければいけないというのが現状です。
また少子高齢化、核家族化が急速に加速し、お墓参り墓守が困難な時代になり近年先祖代々のお墓から、個人墓、夫婦墓、合葬墓、永代供養墓、
納骨堂等のお墓の需要が増えてきました。

Q:お墓は必要ですか。

お墓とは大切なご先祖との心の交流、感謝を現す象徴です。
我々人間は祀る象徴物がないと、なかなか手を合わすことができません。
ご先祖あっての自分です、ご先祖の安らぎの地を確保することは残された我々の使命だと思います。

Q:なぜお墓参りをするのですか。

お墓参りを通じて、ご先祖の霊位との心の対話・交流を通し、我々が今生かされている事を実感し、感謝する為の行いであり、
残された者の心の潤いではないでしょうか。
できるだけたくさんお参りしたいものです。